イタリアは、恋人の呼び方が色々なバラエティーがあり、「こんな呼び方もあるのか。」と、感心することがあります。また、シチュエーションや、場面によってもその呼び方を変えるのです。どんなときに使うのか、その呼び名にどんなニュアンスがあるのか、少し上げていこうと思います。
1 amore アモーレ
そのまま、「愛」と恋人の事を呼びます。初めて、「amore」と呼び合う時は、両思いになった認識を感じますが、毎日呼ばれているとどことなく「ねぇ」とか、そのような声がけのようになってきますが、あくまで恋人同士の間で使われているときは、愛されている証拠です。親子間でもお母さんが子供を呼ぶときに使う事もあります。
2 tesoro テゾーロ
「宝物」という意味です。恋人を呼ぶときに使います。この呼び方をするときは、大切に思っている証拠です。また、お母さんが子供を呼ぶときや、大切な友達を呼ぶときにも使います。
3 piccola ピッコラ
「かわいい子」直訳すると「小さい」という意味ですが、無理に日本語で言うと、「ちっちゃいちゃん」とか「チビちゃん」という表現でしょうか。愛おしく感じているときに使います。
4 bimba ビンバ
「かわいい子」直訳すると、「赤ちゃん」という意味ですが、愛おしく思った時に言います。親子間でも使う事があります。
5 cucciola クッチョラ
「子犬ちゃん」これは、恋人の間でしか使いません。彼女の事を愛おしいと思っている時に使います。
6 gattina ガッティーナ
「子猫ちゃん」彼氏がかわいいと思っている時、または少しセクシーだと思っている時に使います。もしくは、彼女が少しあまのじゃくな時などに「あまのじゃくな事しちゃって。」というニュアンスを愛嬌を込めて伝えるように呼ぶ事もあります。
7 angelo アンジェロ
「天使」という意味です。天使は、幸せの象徴でづ。彼にとっては幸せにしてくれる大切な人という事を伝えたい時に使います。
8 purcina プルチーナ
「ひよこちゃん」ひよこは、小さくてフワフワしていてかわいいので、彼女をかわいいと思っている時や、少し構って欲しい時などに使う事があります。
9 scemotta シェモッタ
「おバカちゃん」scemo/ scema は、馬鹿という意味ですが、scemottaは、それをかわいい言い方をしたものです。大阪の人が、愛情を込めて「あほ」というようなイメージです。じゃれ合いたい時や、ちょっとからかいたい時に使います。愛情のこもった表現です。
10 mia ◯◯ ミア◯◯
◯◯の部分には、あなたの名前が入ります。意味は、「僕の◯◯」です。独り占めしたい気持ちの時や、「僕にとって大切な人だよ。」と伝えたい時に言います。
11 la mia ◯◯ ラ ミア◯◯
これは、定冠詞がつくことで、「僕の唯一の◯◯ちゃん」と、あなたの存在を唯一のものとして尊敬していたり、特別なものとして強調したい時に使います。
いかがですか?まだまだいろいろあるのですが、男性から女性を呼ぶ言い方のバリエーションがいろいろ使って、恋人への気持ちを表現しているのですね。イタリア人から、何か特別な呼び方をされたら、その呼び方からも愛情を感じることができます。