私は、学校に通わずに家で一人でイタリア語を勉強し、勉強を始めて4年後には、イタリアと、日本国内にて通訳の仕事をさせていただくまで上達しました。イタリア語を勉強し始めた時は、まさか通訳に仕事ができるとは、夢にも思っていませんでした。勉強している中で、イタリア語の効果的で効率的な勉強法や、していて良かったことなどを、思い出しながらまとめてみました。
1.文法のテキストを1冊に決めて何回も使う
イタリア語の文法の本は、最近増えてきていますが、どんなに大きな本屋に行っても選ぶのに困るような数を置いていません。いろいろな本をたくさん買うよりも、一つ気に入った文法の本を買い、直接回答を書き込まず何度も繰り返し使うことをおすすめします。
最初から最後まで文法を勉強し、もう一度始めからし直します。こうする事で、1回目の時分からなかった項目が、改めて分かるようになります。同じように5回くらい繰り返すことで、毎回理解が深まっていきます。
違う本を買ったりすたのですが、毎回本によって説明文が違ったり、文法の説明の順序が違ったりして、知識が増えても、理解を深める事は出来ませんでした。結局たくさん文法の本を買いましたが、役立ったのは、1冊でした。
2.イタリア語の発音のチェックポイント
イタリア語の発音は、ほぼ日本語と同じで日本人にとって比較的発音しやすいのが、嬉しいのですが、少し違う物があるのであげておきます。これらに発音をマスターするだけで、イタリア語らしくなります。
まず最初に「L」と「R」です。これは、始めて単語を覚えるときに混乱しないように発音をしながら、確認していきましょう。
- 「L」日本語のラリルレロに近い発音です。
- 「R」舌を少し巻きます。
Rの発音は、できにくい人もいるのでしっかり練習をし、単語を覚えるときにしっかり発音もしておくことで、勉強を進める上でどちらだったか悩むことも少なくなります。
3.参考書に付いているCDをしっかり聞く
文法の参考書にCDが付いていたら、初めの段階からきちんと聞くようにしましょう。まず文法を勉強し、理解してからその章のCDトラックを聞きます。
1回目…まず聞き流します
2回目…CDを一時停止にして、ネイティブの発音の後にゆっくり真似しながら言います
これを何度か繰り返し慣れてきたら最後にもう一度。最後 …ネイティブの見本と一緒に、発音してみる。
こうすることで、話し方の抑揚やリズム感を自然と真似できるようになります。初めは、時間がかかりますが、慣れてくるとネイティブと同じように話せるようになる時間も短くなってきます。語学は根気よく、しつこく繰り返すことが何よりも大切ということですね。