イタリア語の名詞や形容詞の変化は、慣れるまで大変です。でも、あまり深く考えないで間違えてもいいのでまず、イタリア語を楽しく感じるように気楽にいてください。間違えても、意味は通じますし、大きな問題ではありません。
始めは、メールを書くときに「男性名詞/女性名詞」「単数形/複数形 」を全て一致するように語尾を一つずつ見直しするといいです。話をする時は、少しずつ慣れるようにしていきます。イタリア語を話すときには2つのコツがあります。
1.主語が男性名詞か、女性名詞頭の中で確認
人が主語の時は、男性か女性か分かりやすくて楽ですが、物のお話をする時には、よく考えなければいけません。例えばショッピングのお話をする時、
「このスカートが、きれい」Questa gonna è bella.
「このクツは、きれい」Queste scarpe sono belle.
「この帽子は、きれい」Questo cappello è bello.
「この手袋は、かわいい」Questi guanti sono belli.
と、なります。クツや、手袋など二つセットの物は、いつも複数形になります。片方を無くした時などは、単数形で言います。
2.男性が一人でもいたら男性形
団体などで、全員が男性なら男性名詞複数形を使います。全員が女性なら、女性名詞複数形を使います。その団体に一人でも男性がいたら、男性名詞複数形を使います。
話すときに間違えて、例えば、男の人に「Sei bella(あなたは美人です。).」と言うと、「僕は、男だよ。」と笑いながら教えてくれます。
また、後ほど出てきますが、過去形のフレーズで、文法の本には書いていないのですが、男性が女性の形に変化をさせてあなたの事を女性として尊敬している(時に、恋愛感情がある)ということを、表現する言い方もあります。
同性愛者はどうする?
また、最近イタリアにもゲイの方々が多いのですが、この人たちと話すときは、彼らにとって、男性の活用形で話すべきか、女性の活用形で話すべきか、悩むことがあります。
この時は、この相手が、どちらを使っているのか注意深く聞き、相手が使っている性別の話し方を模範して話すようにしています。もちろん間違えても気を悪くしたりは、しないと思います。
イタリア人はイタリア語を話す外国人が大好き
イタリア人は、海外の人がイタリア語を話していることが、すごく良い印象を持っているので、少し話しただけで、ベタ褒めしてくれます。英語圏では、外国人が、英語を話しても何の驚きもないのですが、イタリアで、外国人がイタリア語を話すだけで、イタリア人は、好印象を感じてくれる様です。
うまく話せなくても一生懸命、分かろうとしてくれてじっくり待ってくれたり、「こう言いたいんじゃない?」と助けてくれるので積極的に話しかけてみてください。