avereは、「持つ」という意味です。この動詞は、とても大切なのでしっかりとおぼえてください。この後、過去形を文法で習いますが、過去形はいつもこのavereを使うことになります。このavereの変化も不規則です。根気よく覚えてくださいね。
不規則動詞avereの活用
Io…ho
Tu…hai
Lui / lei / Lei …ha
Noi…abbiamo
Voi …avete
Loro…hanno
何回も繰り返して言ってみてください。
イタリア語を勉強する上で、動詞の活用形をみて挫けてしまう人も多いと思いますが、少し乗り越えたら、essereやavere など大切な動詞は不規則なので特別難しいという事を、思い出してみてください。
後から出てくる約80パーセントの動詞は、規則性の変化をします。
大切な動詞は、いつも不規則
勉強している上で、「どうして大切な動詞は、いつも不規則で難しいの?」と思うことがあります。これは、大切な動詞だからこそ、ラテン語から由来していて言葉の歴史が古いからなんです。
逆に80パーセント以上の動詞は、規則性に変化してくれるのですが、後から付け加えられた動詞なので、活用が簡単に作られました。なぜなら、イタリア人も難しい動詞の変化は、覚える事が大変だったので簡素化されたんです。
イタリア人も完璧ではない
とは、言っても辞書を見たら驚く程たくさん動詞が変化します。しかし、イタリア人も全ての動詞の変化を覚えていない人もいます。日常会話では、後で出てきますが、条件法や、仮定法を使わないのは、もはや普通になってきています。
でも、覚えておかないと行けない文法ももちろんあるので、何を覚えるべきか、何を後回しにしていいのか、難しい文法を使えなくても、言いたいことを同じように言えるので、動詞の変化にくじけないでくださいね。
過去形に使われる動詞avere
例えばここで新しく出てきた動詞avereは、過去形に使うと言いました。
少し、文章で見てみましょう。
Ieri ho mangiato la pizza.(昨日 私は/僕は、ピザを食べた。)
イエーリ オ マンジャート ラ ピッツァ。
と、なります。
この文章は、hoを使う事で、わざわざioという主語を入れなくても誰か分かるのでイタリア語は、主語がいりません。
まだ、過去形を勉強していないので、過去形は、わかりませんが、mangiare(動詞・原型)を覚えて、ieri (昨日)を覚えると、
Ieri mangiare la pizza. 日本語で直訳すると「昨日 食べる ピザ」
というニュアンスになります。
ひとつずつゆっくりと習得しよう
少し、想像してみてください。外国人がここまで日本語で話したとしたら、「日本語上手だね!」と言ってあげたくなりますよね。
イタリア人も同じように「イタリア語上手だね!」と褒めてくれます。過去形知らないから話せない事はありません。より自然に話せる様に過去形を勉強するという気持ちでいてくださいね。