今まで、essereとavereの活用形のお話をしましたが、ここまでしたら、実は、疑問文が簡単にできてしまいます。
英語の疑問文は、This is〜.をIs this〜?順番を変えて語尾を上げるのが疑問文でした。しかしイタリア語は順番を変える必要がありません。では実際に文章を見ていきましょう。
イタリア語の疑問文作り方
Sei italiano.(あなたはイタリア人です。)
Sei italiano?(あなたはイタリア人ですか?)
いかがですか?疑問文にしても何も変わりません。文章で書くときは最後に?をつけるだけです。話すときは、訊ねているので、語尾をしっかりあげて下さい。
英語のように語順が、変わったりするわけではないので、語尾をしっかり上げないと、相手はあなたが訪ねているのか、 わからない時がありので、「今の質問だったの?」と、言われる時があります。
イタリア語の疑問文答え方
次に覚えたいのは答え方です。
はい sì ・ いいえno です。まず文章の頭にsì かnoを言います。
Sì は、iの上にアクセントが付いています。
(携帯でイタリア語が打てるiPhoneなどであれば、iのキーボードを長押ししたらアクセント付きを選ぶことができます。アクセント付きのiが、ない時は普通に答えても文章の流れから間違いが起こる事はありませんが、アクセント付きの 文字が書けないことを伝えておくと相手もわかりやすいかと思います。)
まず「はい」か「いいえ」を言ってから、否定文の時は、まずnon を文章の頭につけます。
では実際の文章を見てみましょう。
Sei italiano?(あなたはイタリア人ですか?)
Sì. sono italiano/a.(はい。僕は/私は、イタリア人です。)
No.Non sono italiano/a.(いいえ。僕は/私は、イタリア人ではありません。)
この文章のポイントは疑問文はessereが、あなたなのでseiで訪ねますが、答えるときは、僕は/私はなので sonoに変わります。
イタリア語の疑問文、三人称
Lei è giapponese?(彼女は日本人ですか?)
Sì. Lei è giapponese. (はい。彼女は日本人です。)
No.Lei non è giapponese.(いいえ。彼女は日本人ではありません。)
以前にもお話ししましたが、giapponeseは、男性も女性も名詞に変化がありません。例えば、italianano/a は、男性か女性が、文章を見て一目で分かります。
イタリア語は主語を省略しても可
イタリア語は、主語を抜いてもいいので
È giapponese?(彼/彼女は、日本人ですか?)
とも言いますが、唐突に集合もなしで聞くと「誰の事?」と聞かれることがあります。
例えば「昨日歩いている時に、(女性)観光客に道を聞かれてね…」と、しているときに、「È giapponese?」と尋ねたら、誰のことを聞いているのかお互いすぐにわかるので問題はありません。
このように名詞の形などによっては集合をつけたほうが相手にわかりやすい場合があります。